先物問題 2008 5 28

 ここ数日(5月26日、27日、28日)、
日経平均株価は、先物に左右される日々が続いています(乱高下)。
これは、出来高が少ないせいもあるでしょうが、
あまりに値幅が動くとなると、「投機的」と言えるでしょう。
 一応、「為替が円高に動いたから」と理由がついていますが、
為替相場のチャートを見れば、狭い範囲の中で円高・円安です。
(今年3月のように大きく為替が動いているわけではありません)
これは、要するに、
「先物で相場を人為的に動かしたこと」を合理化する「後付の理由」です。
 どうして、こうした先物相場を問題にするのか。
それは、このような、ファンダメンタルズに関係ない、投機的な動き(乱高下)によって、
一般投資家が怖がってしまうことです。
 株式市場の健全な発展には、どうしても一般投資家の参加が必要です。
しかし、最近の動きは、一般投資家を遠ざけてしまうような動きです。
 規制は好ましくありませんが、監視は必要でしょう。

投機は、「目立たず、気付かれず」が大原則でしょう。

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